Thailog

タイの最新ニュースを日本語で

ミャンマー内戦の「カミカゼドローン」がタイ領内に越境落下、メーソートで緊張

事故出典:Thairath2026/04/04 13:00

ミャンマー国軍とカレン民族同盟の戦闘で使われた自爆ドローン1機が、4月4日午前にタイのターク県メーソートに越境落下した。タイ側での被害は報告されていない。

4月4日午前11時半ごろ、ミャンマー国軍とカレン民族同盟(KNU)の交戦で使用された自爆ドローン1機が、タイ側のターク県メーソート郡に越境して落下した。タイ側での人的・物的被害は報告されていない。

この日、ミャンマー国軍の第22軽歩兵大隊(東南部地域司令部)とKNU勢力がメーソート対岸のマハワン地区周辺で激しく衝突していた。両軍は重火器と小火器を使用しており、バンミンラパン、バンパールーノイ、バンパールーヤイなどの集落が戦場となった。

越境したのは「カミカゼドローン」と呼ばれる自爆型の無人機だ。KNUの陣地に向けて発射されたものが制御を失い、国境を越えてタイ領内に落下したとみられる。タイ語メディアは「ドローンカミカゼ」と表記しており、爆薬を積んで目標に突入するタイプの兵器である。

メーソートはミャンマーとの国境に接するタイ西部の主要な交易都市で、2021年のクーデター以降、ミャンマー内戦の影響を受けやすい地域となっている。メーソート郡とポッパラ郡の両方で戦闘が続いており、激化の一途をたどっていると報じられている。

タイは公式にはミャンマー内戦に不干渉の立場を取っているが、戦闘の激化に伴い越境弾や流れ弾のリスクが繰り返し指摘されてきた。今回のドローン落下は被害こそなかったものの、紛争地帯に隣接するタイの国境地域の安全に改めて警鐘を鳴らす出来事である。メーソート方面への渡航を検討している場合は、最新の治安情報を確認しておきたい。