バンコクのチャオプラヤー川急行船(เรือด่วนเจ้าพระยา)とセンセープ運河船(เรือคลองแสนแสบ)が4月7日から全路線で一律2バーツの値上げを実施した。3月30日の2バーツ値上げから2週間も経たずして再値上げとなり、ディーゼルが44バーツを突破したことへの対応だ。
値上げ幅と新運賃
センセープ運河船は3月30日の値上げ後15〜23バーツだったが、さらに2バーツ引き上げて17〜25バーツとなった。3月30日以前は13〜21バーツ程度だったため、2週間で計4バーツの値上げだ。
チャオプラヤー川急行船は路線によって異なるが、主要ラインの運賃は以下の通りに変わった。オレンジライン(通常便)は18→20バーツ、イエローライン(急行)は23→25バーツ、赤色エアコン船は32→34バーツ。
2週間でのディーゼル急騰が引き金
3月30日の最初の値上げ時はディーゼルが38.94バーツ/Lだった。それが4月7日には44.24バーツ/Lと約5バーツ超上昇した。2週間でこれほど急激に燃料が上がれば、再値上げは不可避だったといえる。両社とも「燃料が下がれば実際のコスト構造に基づき引き下げる」と述べたが、下落の見通しは立っていない。
水上交通の生活への密着度
チャオプラヤー川急行船とセンセープ運河船はバンコクの渋滞を避けるための重要な通勤手段だ。プラトゥーナムから旧市街を結ぶセンセープ運河船は、毎朝数万人が利用する地元民の足である。観光客にはワット・プラケーオや王宮桟橋へのアクセス手段としても人気だ。
バンコクの交通では3月末以降、バイクタクシー・路線バス・長距離バスの実質値上げも相次いでいる。2バーツという金額は小さく見えるが、毎日乗る通勤者にとっては月60〜80バーツの負担増だ。

