タイの金価格が2026年4月1日、1日で1,300バーツの急騰を記録し、装飾金の売値が1バーツ重あたり73,300バーツの大台を突破した。中東情勢の緊迫化に伴うリスク回避の資金が金市場に流入したためだ。
4月1日の価格動向
タイ金商組合の4月1日午前9時3分の発表によると、装飾金(96.5%純度)の売値は前日の終値から1,300バーツ上昇して1バーツ重あたり73,300バーツとなった。金地金の売値は72,500バーツ、買取は72,300バーツだった。
この日の国際金スポット価格(Gold Spot)も急伸しており、タイの金市場はそれに連動した動きを見せた。中東情勢の悪化が直接的な引き金になったとされ、安全資産への逃避需要が高まった。
なぜ金が上がるのか
中東での軍事衝突や地政学的リスクが高まると、投資家はドル・円・スイスフランと並んで金を「安全資産」として買う傾向がある。タイでは国民の間に金の積み立て・宝飾品購入が文化として根付いており、国際金市場の動向がタイ国内の金店の価格に直結する。
1バーツ重(約15.2グラム)で73,300バーツというのはグラム換算で約4,820バーツで、同日の国際価格ドルベースをバーツ換算した水準に相当する。
タイの金市場の特徴
タイは世界有数の金消費国の一つで、結婚・祝い事・贈り物として金の宝飾品が広く使われる。タイ金商組合は毎日複数回にわたって価格を公示しており、金店はその価格に従って売買する。
金の値動きはタイのSNSで常に高い関心を集め、「今日の金価格」の検索は常に上位に入る人気キーワードだ。