バンコクのミンブリー区で3月31日夕方5時25分頃、ミャンマー人の女がタイ国内で7歳の実の娘をロープで首を絞めて殺害し、逃走した事件が発覚した。祖母が孫娘が病院で死亡したと届けたことで捜査が始まり、容疑者の女に全国指名手配が出された。
祖母は当初、孫娘がミンブリー区内の自宅で意識を失っているのを発見し、病院に運んだが死亡が確認された。病院での検視の結果、首に索状痕が見つかり、絞殺の可能性が高いとして警察が捜査に入った。自宅を調べたところ、母親の姿が既になく逃走していたことが判明した。ミャンマー国籍のミョ・パパトゥン容疑者に全国指名手配が発令された。
7歳の子どもをロープで絞殺するという残忍な犯行への衝撃が広がる中、動機については詳細が明らかにされていない。ただしタイ在住のミャンマー人移民労働者が抱える様々なストレス要因として、不安定な雇用と低賃金、在留資格の問題、言語の壁による孤立、家族からの長期分離などが挙げられており、精神的なサポートが届きにくい状況が深刻な事件の背景となるケースがある。
タイにはミャンマーからの移民・難民が推計100万人以上在住しており、その多くが水産加工、農業、建設、家政婦などの分野で働いている。2021年のミャンマー軍クーデター以降、タイへの流入はさらに増加した。正規の在留資格を持たない人も多く、社会的な孤立が深まりやすい環境にある。
この後、容疑者はパタヤ沖のコーラーン島で逮捕されている(続報記事を参照)。