人民党の元比例代表国会議員マーノップ・キーリープーワドン氏(カレン族)は4月1日、北部の森林火災の主な原因は住民の焼畑ではなく、予算獲得を目的とした組織的な放火だと告発した。
マーノップ氏はSNSで「火がなければ予算が来ない」という現場の言葉を紹介した。森林火災の消火・予防に充てられる年間予算は、火災の発生規模に応じて配分される仕組みになっている。つまり「火災が多い年ほど翌年の予算が増える」構造があり、これが放火のインセンティブになっているという。
同氏は2007年(当時はPM10基準)から問題に取り組んできたが、「同じ考え方で同じことをやれば、問題も同じままだ」と批判。予算配分の仕組み自体を変えなければ解決しないと指摘した。火災がない年でも一定の予算を配分し、余剰分は防火帯整備など他の用途に使えるようにすべきだと提案している。
チェンマイは3月31日に森林火災で災害区域を宣言した。GISTDAの衛星データでは熱源が4,750か所の新記録に達していた。毎年繰り返されるPM2.5危機の背景に、こうした構造的な問題があるという指摘は重い。


