タイ全土が2026年3月31日、記録的な暑さに見舞われた。北部・東北部・中部では40度を超える地点が相次ぎ、気象庁は21県に暴風雨警報も発令するという、猛暑と荒天が同時に押し寄せる異例の一日となった。
気温40度超えが相次いだ地域
気象庁(กรมอุตุนิยมวิทยา)の3月31日午前6時の予報によると、タイ北部・東北部・中部では前日からの高気圧の影響で気温が上昇。複数の観測点で40度を超えた。
具体的に気温が高かったのはメーホンソン、チェンライ、コンケン、コーラート、ナコンサワンなどの内陸地。盆地地形や乾燥した大気、直射日光の影響が重なって体感温度はさらに高くなった。
同時に21県に暴風雨警報
同日、気象庁は北部・東北部・東部の21県に暴風雨・雹・突風の警報を発令した。これは気温が上昇した地域に冷気が流れ込んで大気が不安定になる「夏の嵐(พายุฤดูร้อน)」のパターンだ。
タイでは3〜5月の暑季に雷雨・突風・雹が頻発する。建物の屋根が飛んだり、樹木が倒れたりといった被害が毎年発生しており、外出時の注意が必要な時期だ。
健康への影響
気温35度超えが続く地域では、熱中症(โรคลมแดด)のリスクが高まる。特に高齢者・小児・屋外労働者は直射日光に長時間さらされないよう注意が必要だ。気象庁は「水分を十分に取り、昼間の長時間の屋外作業を避けるよう」呼びかけた。
また北部・東北部には「ฝุ่น(PM2.5)」の粉じんが依然として漂っており、焼き畑・野焼きによるスモッグが健康リスクをさらに高めている。チェンマイなどの観光地では「エアクオリティが悪い日は屋外活動を控える」アドバイスが出ている。