タイ海軍のパーラット・ラッタナチャイパン報道官は3月29日、カンボジア側が国際外交団を国境地帯に案内し「タイのコンテナ設置はカンボジアの主権を侵害している」と主張した件について反論した。
報道官は、コンテナと有刺鉄線の設置は「敵意のない人物による挑発行為と既存の障壁の破壊」に対応するためのやむを得ない自衛措置だと説明した。タイ・カンボジアの共同声明に基づいた行動であり、主権侵害には当たらないとの立場を強調した。
カンボジア側は各国大使や国際機関の代表を国境地帯に招いて現状を見せ、タイの「一方的な行動」を国際社会にアピールしている。これに対しタイ海軍は、コンテナ設置は既存の合意に沿ったものであり、相手国の挑発から自国の領土を守るための正当な措置だと反論した。
タイ・カンボジア国境では長年にわたりプレアビヒア寺院周辺の領有権をめぐる対立が続いてきた。今回のコンテナ設置をめぐる応酬は、両国間の緊張が再び高まっていることを示している。
国境地帯への旅行を予定している場合は、最新の外務省情報を確認しておくのが望ましい。