チャイナート県サッパヤー郡のアジアハイウェイ(130.8km地点)で3月29日午後2時、中央分離帯の溝に10代の男女2人の遺体が発見された。死後約2日が経過していた。
死亡していたのは17歳の少年と14歳の少女。2日前の深夜にバイクがトラックに追突する事故が発生し、救急隊が現場に駆けつけた際にはバイクだけが見つかった。隊員は周辺を捜索したが、暗闘の中で2人を発見できなかった。
遺体は中央分離帯の植え込みの溝に倒れており、外からは見えにくい位置だった。2日間にわたり幹線道路を多くの車が行き交うなか、誰にも気づかれなかった。
タイでは交通事故による死者が年間約2万人にのぼり、世界でも事故死亡率の高い国の一つだ。特にバイクの事故が全体の大半を占める。地方の幹線道路では街灯が少なく、深夜の事故では被害者が茂みや溝に投げ出されて発見が遅れるケースが報告されている。
今回の事故は、初動の捜索態勢と幹線道路の安全管理に課題を残した。