パタヤ近郊のカオマイケオ地区の住宅で2026年3月29日、住人がドリルを取り出そうとした際に収納室の中にコブラが潜んでいることに気づいた。毒蛇レスキューチームが急行し、コブラを安全に捕獲した。
遭遇の状況
午後1時ごろ、パタヤのサワンボリブーンタムサターン財団のカオマイケオ拠点がレスキュー要請を受けた。住人が自宅の収納室に手を伸ばした瞬間、暗がりの中でコブラが鎌首をもたげているのに気づき、飛び退いた。噛まれる寸前だったが、間一髪で難を逃れた。
ボランティアのレスキュー隊が現場に到着し、コブラを安全に捕獲した。コブラは野生に返される前に確認・計測が行われた。
タイの住宅とコブラ遭遇
タイ東部の住宅地周辺では、コブラが住宅内に迷い込む事例が年間を通じて報告されている。乾季(3〜4月)は蛇が水や涼しい場所を求めて移動しやすく、住宅の下・庭・収納スペースへの侵入が増える時期だ。
コブラはタイ全土に生息し、特にインドシナコブラ(Naja siamensis)はタイ中部・東部に多い。猛毒を持ち、咬傷で死亡するケースもある。農村部だけでなく、パタヤのような観光・住宅地でも出没することがある。
蛇に遭遇した場合の対処法
専門家は「発見しても自分で捕まえようとせず、プロのレスキューを呼ぶ」ことを強く推奨している。コブラは刺激を与えると急激に攻撃する。逃げようとする場合も素早い動きをするため、素人が捕獲しようとすることは非常に危険だ。
タイの消防署・レスキューボランティア財団(ポーテックトゥン、サワンボリブーンなど)は24時間体制で蛇の捕獲サービスを提供している。無料で対応することが多く、住所と蛇の種類(わかれば)を伝えれば早急に来てもらえる。
コブラ咬傷と医療対応
もし噛まれてしまった場合は、すぐに病院を受診することが最優先だ。タイの主要病院にはコブラの血清(antivenom)が備蓄されている。噛まれた部位を心臓より低くし、安静にしながら搬送することが基本だ。傷口を絞ったり、口で毒を吸うことは逆効果でするべきではない。
パタヤや東部の住宅地に住む・滞在する場合は、収納スペースや庭への出入りの際に懐中電灯を使い、暗がりに手を入れる前に確認する習慣を持つことが蛇の咬傷予防に有効だ。