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タイ保健省が外科医を停職処分、看護師への「いじめ」問題でSNS炎上

保健省がブンカーン県の外科医を停職処分。看護師への侮辱的言動がSNSで拡散し炎上。事務次官は「全専門職が互いに尊重すべき」と強調。

タイ保健省がブンカーン県の病院に勤務する外科医を停職処分にした。看護師に対する侮辱的な言動がSNSで拡散し、医療現場でのパワーハラスメントとして大きな議論を呼んでいる。

保健省のソムルック事務次官は「外科医と看護師の間で、職業蔑視にあたる言動があったとの報告を受けた」と説明。調査の結果、事実が確認されれば懲戒処分に進むとした。「これは仕事の負担の問題ではなく、個人の行動の問題だ」と断じた。

事の発端は、ブンカーン県の病院で外科医が看護師に対して威圧的・侮辱的な態度をとっていたことがSNSで暴露されたことだ。医療従事者の間では以前から、医師と看護師の間の上下関係や、外科系医師の横暴な振る舞いが問題視されてきた。今回の事案はその構造的な問題が表面化した形だ。

ソムルック事務次官は「すべての医療専門職が互いに尊重し合わなければならない。医師だから、看護師だからという上下は存在しない」と強調した。

タイの医療現場では慢性的な人手不足が続いており、今週には野党議員が看護師の12時間勤務に対する手当増額を求める動きも出ていた。過酷な労働環境に加えてパワハラが横行すれば、医療従事者の離職がさらに加速しかねない。

タイで病院を利用する在タイ日本人にとっても、医療現場の労働環境は医療の質に直結する問題だ。