シーサケート県クカン郡で3月28日午後6時頃、激しい夏の嵐が襲来し、住宅の屋根が吹き飛ばされるなど広範囲に被害が出た。コミュニティの中心部にあった巨大なアーチ構造物が道路上に崩落し、交通が遮断された。
被害が集中したのはテーサバーン生鮮市場の前だ。市場はクカン郡の中心に位置し、日常的に多くの住民が利用する場所だ。巨大アーチが崩壊して道路を完全に塞いだほか、周辺の家屋では屋根材が風で吹き飛ばされた。
当局は直ちに現場に出動し、崩落したアーチの撤去と道路の啓開作業を開始した。交通の復旧を急ぐとともに、周辺地域の被害状況の調査を進めている。
タイでは3月から5月にかけての暑季に、日中の強い日差しで温められた大気が午後から夕方にかけて不安定化し、突然の暴風雨を引き起こすことがある。「夏の嵐(パユ・ルドゥローン)」と呼ばれるこの現象は、竜巻に近い突風を伴うことがあり、簡易な構造物や古い建物に甚大な被害をもたらす。
気象庁は本日、北部・東北部・中部で気温41度の猛暑警報を出していた。猛暑と突然の暴風雨という、暑季特有の激しい天候パターンがシーサケートを直撃した形だ。