タイのホテルで宿泊客がベッドで寝ていたところ、首のあたりをひんやりとしたものが這う感触で目覚めた。布団をめくると、そこにはコブラがいた。客は恐怖で飛び起き、ホテルのスタッフと専門の捕獲業者が駆けつけて蛇を捕獲した。
コブラはタイで最も危険な毒蛇の一つで、噛まれれば数時間以内に死亡する可能性がある。寝ている間に体の上を通過していたにもかかわらず噛まれなかったのは、不幸中の幸いだった。
タイでは蛇がホテルや住宅に侵入するケースは珍しくない。特に暑季になると、涼しい場所を求めて蛇がエアコンの効いた室内に入り込むことがある。バンコクの消防署は蛇の捕獲出動が年間数千件に上ると報告している。
一般的にコブラは人間を避ける傾向があり、驚かせたり追い詰めたりしなければ攻撃しないとされる。しかしベッドの中という密接な状況では、寝返りなどで蛇を刺激してしまうリスクがあった。
タイのホテルに宿泊する際は、特に地方やリゾート地では就寝前に部屋の確認を習慣にしたい。荷物を床に置かない、ドアの隙間を確認するといった基本的な注意で、蛇との遭遇リスクを減らすことができる。