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アヌティン首相が燃料混乱で国民に謝罪、「状況は改善に向かっている」と強調

政治出典:Thairath2026/03/28 12:00

アヌティン首相が燃料価格の混乱について国民に謝罪。価格据え置き政策の終了を認めつつ「状況は改善に向かっている」と表明。

アヌティン首相が燃料価格の混乱をめぐり国民に謝罪した。3月前半の燃料価格管理で生じた混乱について「申し訳ない」と述べたうえで、「状況は改善に向かっている」との認識を示した。

首相は、政府が実施してきた燃料価格の据え置き政策を終了したことを認めた。石油基金を通じた補助で価格を人為的に抑えてきたが、基金の財源が逼迫し、市場価格への移行を余儀なくされた。リッター6バーツの一斉値上げはこの政策転換の結果だ。

一方で首相は、現在のタイの燃料価格がASEAN諸国の複数の国よりも低い水準にあると強調した。自国で産油する国と比べても「競争力のある価格」を維持しているとの認識を示した。

首相が国民に「謝罪」するのは異例だ。3月に入って燃料不足、ガソリンスタンドの長蛇の列、6バーツの急激な値上げ、買い占めと密売、不正上乗せの横行と、国民生活を揺るがす問題が連続した。野党からは利益相反を理由にした副首相の交代要求も出ており、政治的な圧力が首相を謝罪に追い込んだ形だ。

在タイの日本人にとっては、政府が「状況は改善している」と宣言した点が注目される。ただし原油価格はWTIで99ドル台、ブレントで112ドル台に達しており、テヘランへの攻撃やホルムズ海峡の緊張が続く以上、さらなる値上げリスクは残る。