タイの女商人がルアンポー・ソムワン(หลวงพ่อสมหวัง)の仏像に卵900個と豚の頭を奉納して願掛けした。線香の灰の形から宝くじの「当たり番号」を読み取るのが目的だ。
この種の「เสี่ยงทาย(チアンターイ=お告げを読む)」はタイの仏教文化に深く根づいた慣習だ。線香を立てて燃やし、灰が落ちた形や残った長さから数字を導き出す。特に政府宝くじの抽選前にはこうした風景が全国の寺院で見られる。
卵900個という量は破格だ。一般的なお供えは花やロウソクで、食品でもせいぜい果物や菓子。900個の卵は女商人の願いの切実さを物語っている。
「ルアンポー・ソムワン」は名前自体が「思い通りになる」を意味し、宝くじ祈願で特に人気がある仏像だ。タイでは仏教と宝くじが密接に結びついており、僧侶のナンバープレートや寺の建立年号から番号を読む文化がある。
次回の宝くじ抽選は4月1日。燃料危機で生活が苦しい中、一攫千金への祈りは例年以上に切実かもしれない。