ソポン国会議長が、議員のドレスコードを緩和する命令を出した。スーツに代えてタイの伝統服やカジュアルなシャツの着用を認める。政府の省エネ方針に沿った措置だ。
燃料危機で電気代の上昇が見込まれる中、国会議事堂のエアコン設定温度を上げてネクタイなしでも快適に審議できるようにする狙いがある。タイの伝統的な「ผ้าไทย(パータイ)」布地の服やカジュアルなシャツが許可される。
タイの国会ではこれまで男性議員はスーツにネクタイが基本だった。年間を通じて30℃を超えるバンコクでスーツを着るには、冷房をガンガン効かせる必要がある。ドレスコード緩和は「エアコン依存」を減らす実効性のある対策だ。
日本のクールビズに類似した動きだが、タイの場合は燃料危機という差し迫った理由がある。議員が率先してカジュアル化することで、民間企業にも波及する可能性がある。
議員の食事予算カットも検討されており、国会全体で緊縮モードに入っている。