タイ・エネルギー省は、ソンクラン(4月中旬)までに燃料価格が1リットル70バーツに達する可能性を否定しなかった。担当者は「世界の原油価格がどこまで上がるかは保証できない」と述べた。
現在のガソホール95は41.05バーツ/L、ディーゼルは38.94バーツ/L。仮に70バーツに達すれば、現在のほぼ倍の水準だ。背景には原油市場の急激な変動がある。国際原油価格は2〜3日の間に1バレル198ドルから243ドルに跳ね上がった。
石油基金はこれまで価格補填で小幅な調整を続けてきたが、6バーツの一斉値上げに踏み切った時点で基金の余力が限界に達していた。今後さらに原油が上がれば、吸収する余地はほぼない。
深夜の値上げタイミングについてもエネルギー省は説明した。シンガポール市場の終値と為替レートを確認した後に価格を決定するため、結果的に深夜の発表になるという。
70バーツ/Lという数字が現実になれば、タイの物流・交通・食品価格に壊滅的な影響が出る。ソンクランの帰省を車で行う人にとって、往復の燃料代だけで数千バーツの負担増になる計算だ。