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2569年のエネルギー構図:OPEC+の減産と原油市場の矛盾を解説

2569年の世界エネルギー構図をkhaosodが分析。OPEC+の減産、中東紛争による供給途絶、米シェールの高生産が重なり、原油市場は「矛盾」を抱えている。

khaosodが1,882文字に及ぶ分析記事で、2569年(2026年)の世界エネルギー構図を解説した。OPEC+の減産政策と原油市場の矛盾が中心テーマだ。

原油市場は単純な需給では動いていない。OPEC+は減産を続けているが、中東紛争でペルシャ湾の供給が物理的に途絶え、価格は急騰した。減産の「人為的な供給制限」と戦争による「物理的な供給途絶」が重なり、歴史的な高値を記録している。

一方、米国のシェールオイル生産は過去最高水準に達しており、本来なら価格を押し下げる力がある。しかしホルムズ海峡の封鎖で輸送ルートが限られ、米国産原油がアジアに十分に届かない。

OPEC+のサウジアラビアやロシアは高油価の恩恵を受けつつ、「増産で価格を下げる」選択肢を持っている。しかし増産すれば長期的な市場シェアと価格支配力を失うリスクがある。これが「矛盾」だ。

タイのようなエネルギー輸入国は、この矛盾に振り回される立場だ。石油基金の余力は限界に達し、政府は補助金と財政のバランスという難しい判断を迫られ続けている。