タイ政府が量子技術(クォンタム・テクノロジー)のロードマップを公開した。ヨッチャナン氏が記者会見で「新興国が先進国を飛び越える『リープフロッグ・モデル』で進める」と表明した。
ロードマップは量子コンピューティング、量子通信、量子センサーの3分野を柱とする。まず人材育成と基礎研究に集中し、5〜10年で商用化を目指す。
量子技術は従来のコンピュータでは解けない計算問題を解く能力を持つ。暗号解読、新薬開発、物流最適化、金融モデリングなど幅広い応用が期待されている。
タイはAI分野ではシンガポールやベトナムに遅れを取っているが、量子技術は世界的にもまだ初期段階であり、早期に参入すれば先行者利益を得られる可能性がある。
ただし量子技術には莫大な投資と高度な専門人材が必要だ。タイの大学や研究機関がどこまで追いつけるか、ロードマップが「絵に描いた餅」にならないかが問われる。