チェンライ市が燃料価格の高騰と品薄に対応し、電動バス3台を使った無料の市内循環サービスを開始した。毎日午前8時から午後5時まで運行し、1時間に1台が出発する。乗車は完全無料だ。
ルートはチェンライバスターミナル1号を起点に市内中心部を循環する。クンメンラーイ王碑、チェンライ職業訓練校、県庁、チェンライ市役所、サマッキーウィッタヤーコム学校、市営生鮮市場、そして観光名所としても知られる時計台などを経由する。バスはエアコン完備で座席も快適だ。
ワンチャイ・チョンスッタナマニー市長は、燃料価格の上昇と入手困難な状況が市民の日常生活に大きな負担を与えているとして、交通費の軽減とストレス緩和を目的にサービスを導入したと説明した。地元住民だけでなく観光客の移動にも活用できるとしている。
チェンライは日本人旅行者にも人気の北部都市で、白い寺院ワット・ロンクンや青い寺院ワット・ロンスアテンなどの観光スポットが点在する。電動バスで市内の主要拠点を無料で回れるのは、旅行者にとっても便利な足となりそうだ。
燃料危機をきっかけに自治体レベルで電動モビリティの活用が進む事例として注目される。ガソリンに頼らない公共交通の整備が、今後タイ各地に広がるかが問われている。