ラオスでディーゼル燃料が1リットル64.20バーツ(約270円)に高騰し、国境を越えてタイ側のムクダハン県で給油するラオス人が急増している。スタンドの前には長い行列ができている。
ラオスのサワンナケート県(ムクダハンの対岸)にあるPTTスタンドでは、ディーゼル64.20バーツ、ガソホール91が61.40バーツで販売されている。タイ国内の価格(ディーゼル約33〜39バーツ)と比べて大幅に高い。この価格差を利用して、ラオス人がメコン川を渡りタイ側で給油するケースが増えている。
ムクダハン県内のスタンドではタイ人とラオス人の給油客が混在し、待ち時間がさらに長くなっている。タイ国内でもディーゼル不足が深刻化している中、外国人の給油が加わることで地元住民の不満が高まる懸念がある。
ラオスはタイからの燃料輸入に大きく依存している。自国に精油施設がないため、タイやベトナムからの輸入がエネルギー供給のほぼ全てを賄う。タイの燃料危機はラオスにも波及しており、ラオスの価格は危機前から大幅に上昇している。
本日、タイでは明日から全燃料が6バーツ/L値上げされることが発表された。タイとラオスの価格差は縮まる方向だが、それでもラオスの方が高い状態は続く。国境地域の燃料需給は今後さらに逼迫する可能性がある。