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電力規制委が電気代3択を提示 全案値上げで最安3.95バーツ 最高4.59バーツ

ERCが5〜8月の電気代を3案提示。最安3.95バーツ(7サタン増)から最高4.59バーツ(71サタン増)まで。いずれも値上げで「下がる選択肢はない」。

エネルギー規制委員会(ERC)のプーンパット事務局長は3月25日、5月から8月の電気料金について3つの選択肢を提示した。いずれも値上げとなり、最も安い案でも現行から引き上げとなる。

3つの選択肢は次の通りだ。第1案は1キロワット時あたり3.95バーツで、現行の3.88バーツから7サタン(約0.3円)の上昇。第2案は4.20バーツ前後(約32サタン上昇)。第3案は4.59バーツで、71サタン(約3円)の大幅な上昇となる。

価格差が生じるのは、政府がどの程度の補助を投入するかによる。第1案は最大限の補助を前提とするが、財源の確保が課題だ。第3案は市場原理に基づく価格で、補助なしの場合に相当する。ERCはこの3案についてパブリックコメントを募集する。

電気代の上昇はタイで生活するすべての人に影響する。一般家庭の月額電気代が数百バーツ単位で上がる可能性がある。特にエアコンを多用する暑季(3〜5月)は電力消費が増えるため、負担増の実感は大きい。

タイは発電の約60%を天然ガスに依存しており、LNG価格の高騰が電気代に直結する構造だ。中東紛争でLNGのスポット価格が昨年比でほぼ倍増したことが、今回の値上げ圧力の根本原因だ。

在タイ日本人の家庭では、エアコンを終日稼働させるケースも多い。月額電気代が5,000〜10,000バーツに達することも珍しくなく、値上げの影響は小さくない。

出典:エネルギー規制委員会(ERC)