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アヌティン首相が燃料危機の暴力沙汰についてコメント拒否 報告未受理と主張

アヌティン首相が国会で燃料危機による暴力沙汰について「まだ報告を受けていない」とコメントを拒否。ディーゼル統制解除の影響には「多少ある」と認めた。

アヌティン首相は3月25日午前、国会で記者団から燃料危機をめぐる暴力事件について質問を受けたが「この件については回答しない」と述べ、コメントを拒否した。

タイ各地のガソリンスタンドでは給油待ちの行列を巡るトラブルが頻発しており、プレー県では客が店員を暴行する事件も起きている。記者がこの状況への対応を問うたのに対し、首相は「まだ報告を受けていない」と繰り返した。

ディーゼル価格の統制解除が物価や生活費に影響しているのではないかとの質問には「多少の影響はある。各省庁が持っている仕組みを使って対応する」と述べるにとどめた。国民の不満にどう向き合うかとの問いには「今はみんな働いている最中だ」と答え、具体策を示さなかった。

就任直後のアヌティン2内閣は、エネルギー危機を最優先課題に掲げている。NESDB議長は危機が2年間続く可能性を警告し、燃料税引き下げや電気代補助の検討が進んでいる。しかし首相自身が現場の混乱を把握していないとも取れる発言は、国民の間に失望を広げかねない。

燃料危機が長期化する中、ガソリンスタンドでの暴力や割り込みトラブルは社会不安の兆候として深刻に受け止める必要がある。首相がこの問題にどう向き合うかは、新政権への信頼に直結する。