タイ南部クラビー県で、ガソリンスタンドでの給油に丸1日を費やす住民が出ている。「朝から並んで夕方にようやく給油できた。1日全部無駄になった」との声が上がっている。
クラビーはアンダマン海に面した観光県で、ピピ島やライレイビーチへの玄関口だ。観光ボートの燃料確保も困難になっており、島嶼部への交通にも影響が出始めている。
スコータイの5時間待ち、ペッチャブーンの前日夕方から行列に続き、クラビーの「丸1日待ち」は新たな記録だ。南部は北部に比べて精製所から遠く、タンクローリーの配送に時間がかかることが背景にある。
日本で「ガソリンを買うために1日費やす」経験をした人はほぼいないだろう。東日本大震災直後の東北でも数時間が最長だった。タイの燃料危機は、日本の震災時以上の混乱が全国で起きている状態だ。
クラビーに旅行を計画している日本人は、レンタカーの燃料確保に注意が必要だ。フル充電のEVレンタルが安全な選択肢になりつつある。