タイ気象局は3月24日、全国38県で最高気温が38から40度に達する猛暑警報を発令した。同時に複数の県で雷雨も予報されるという、暑季特有の複合的な気象状況となっている。
気象局の予報によると、特に内陸部の北部・中部・東北部の平野部で高温が顕著で、チェンマイ、コンケン、コラートなど内陸の主要都市でも38度を超える気温が予想された。バンコクでも35から38度が予報され、体感温度はさらに高くなる。
暑季(3月から5月)のタイで38県同時の猛暑警報というのは、広範囲にわたる熱波が発生していることを示す。人口が集中するバンコク都市圏でも熱中症のリスクが高まっており、気象局は屋外での激しい活動を控えること、こまめな水分補給、直射日光を避けることを繰り返し呼びかけている。
一方、猛暑と同日に雷雨も予報されるのはタイの暑季の気象パターンの特徴だ。昼間に気温が急上昇して地表付近の空気が不安定になると、午後から夕方にかけて対流性の積乱雲が急発達し、局地的な激しいスコールが発生する。30分から1時間程度で止むことが多いが、落雷・突風・局地的洪水を伴うことがあり、屋外での移動中は注意が必要だ。
タイでは熱中症による死亡事故が毎年暑季に複数件発生しており、特に高齢者・屋外作業者・農業従事者への影響が懸念される。2026年は燃料危機による省エネでエアコンを控える動きもあり、室内でも熱中症リスクが通常より高まる可能性があった。気象情報と健康管理の両面での注意が求められた。