Thailog

タイの最新ニュースを日本語で

イスラエル製の血液凝固薬ワーファリンがタイで品薄の恐れ 戦争が医薬品にも波及

健康出典:Khaosod2026/03/23 17:00

タイ保健省がイスラエル製ワーファリン(抗凝固薬)の品薄リスクを発表。イラン戦争の影響が燃料だけでなく医薬品供給にまで波及している。

タイ保健省の事務次官は、イスラエル製の抗凝固薬「ワーファリン」が品薄になるリスクがあると発表した。イラン戦争の影響でイスラエルからの医薬品供給に支障が出る可能性がある。

ワーファリンは血栓を防ぐ薬で、心房細動や人工弁置換後の患者に不可欠だ。タイでは多くの病院がイスラエル製のワーファリンを使用している。突然服用を中断すると脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるため、代替品の確保が急務だ。

保健省はインドやヨーロッパからの代替調達を急いでいる。しかしワーファリンは用量調整がデリケートな薬で、メーカーが変わると血中濃度のモニタリングが必要になる場合がある。

在タイ日本人でワーファリンを服用している人は、主治医に確認することが推奨される。日本ではワーファリンは主に国内メーカー(エーザイ等)が製造しており、イスラエルへの依存はない。

イラン戦争の影響が燃料だけでなく医薬品にまで及んだことは、グローバルなサプライチェーンの脆弱性を示している。タイは医薬品の多くを輸入に頼っており、特定の国への依存がリスクとなるケースが今後増える可能性がある。