タイ・プーケット県パトン地区バンラ・ロード周辺で5月12日早朝4時30分、インド人観光客4人組(男性2人・女性2人)がタイ人男性を集団暴行する事件が発生した。仲裁に入った44歳のタイ人タナコーン・マニーチャイさんが負傷してパトン病院に搬送された。パトン警察は4時50分に通報を受けて現場に到着し、CCTV解析と関係者聴取を進めている。
発端は65歳のタイ人麺販売員が所有するトヨタ車のボンネットに、サンディープ・クマール・スニル氏(37歳)とモハマド・アジャズ氏(39歳)を含むインド人観光客が座ったことだ。麺販売員が「車を傷つけるな」と警告すると口論に発展した。通行中のタナコーンさんが仲裁に入ったところ、4人組から集団暴行を受けた。
バンラ・ロードはプーケット島最大の歓楽街で、バーやクラブが密集する外国人観光客の夜遊びの中心地だ。早朝4時30分という時間帯はクラブからの帰路で、アルコール影響下の判断力低下・人通りの減少・警察巡回頻度の低下が重なる最悪のリスク条件が揃う。仲裁者が集団に囲まれて被害者となるパターンは、タイ社会で深い反発を呼ぶ。
タイ警察庁長官はすでに3か月以内の外国人犯罪徹底掃討を指示しており、本件の対応はその試金石となる。タイ刑法第295・296条の傷害罪に加え、公然の秩序乱行罪・酩酊罪・共同正犯(4人組の連帯責任)を組み合わせた立件が検討されている。主犯候補2人の名前はすでに公表されており、出国前の身柄拘束が急がれる。
プーケット・パトン地区を訪れる際は、深夜・早朝のバンラ・ロード周辺での単独歩行を避け、他人のトラブルへの正義感による介入が自身への被害につながりうることを念頭に置きたい。
