タイ・ラチャブリ県ポーターラム郡カオシャグム町で5月9日午後6時30分、白いベンツが対向のセダンを避けようとして、横断中のバイク夫妻に正面から突入する事故が発生した。バイクに乗っていた妻ソムキット氏(47)は首・腕・足骨折で即死、夫ドークマイ氏(51)は重傷を負って病院搬送された。事故の様子は周辺の防犯カメラに記録されており、警察は責任の所在を慎重に調べている。
ラチャブリのカオシャグム市場前でベンツがバイクと衝突、妻死亡
事故現場はラチャブリ県ポーターラム郡カオシャグム町第8組内、カオシャグム市場近くの十字路だった。カオディン警察署のチャンウィット警部補が通報を受け、ポーターラム病院の医師とサワーンラチャブリ救助隊と合同で現場入りした。現場には大破した白いベンツが残されており、運転していたプンナパ氏(姓は伏せる)が現場で警察を待っていた。少し離れた場所には、首・腕・脚を骨折した47歳のソムキット氏の遺体が横たわっていた。
防犯カメラ映像、ベンツが対向のセダンを避けてバイク夫妻に突入
防犯カメラ映像から、事故の経緯が分かってきた。ベンツが直進している最中に対向車線を走るセダンが現れ、それを避けようとハンドルを切ったところ、ちょうど道路を横断中だったバイクに乗ったソムキット氏とドークマイ氏夫妻に正面から突入した形だ。十字路という見通しの良い場所でも、瞬間的な進路変更が大きな事故につながる典型例となった。
47歳妻が即死、51歳夫が重傷で病院搬送
衝突したバイクに乗っていたのは夫妻2人。妻のソムキット氏(47)は首と両腕、両脚を骨折する致命的な怪我で現場で死亡が確認された。夫のドークマイ氏(51)は同じく重傷を負い、ポーターラム病院に救急搬送された。市場近くで日常生活の途中だったとみられ、地元の住民にとっても衝撃の大きい事案となっている。
タイの十字路事故と運転倫理、地方の交通安全課題
タイの地方では、市場や学校周辺の十字路でバイクや歩行者が巻き込まれる事故が多発している。今回はベンツの運転者が「対向車を避けるためにハンドルを切った」と説明しているが、その判断の前にバイクの存在を視認できたかが捜査の焦点となる。在タイ日本人駐在員にとっては、地方都市を運転する際、市場周辺と十字路では制限速度を大幅に下回るペースで進む習慣を持つことが現実的な事故防止策となる。