タイ国内のリゾート地でオンライン予約した宿が、現地に着いてみたら廃墟同然だった。そんな衝撃の被害体験をTikTokユーザーの@ammie.6539さんが5月5日に動画で公開し、観光地の宿予約に警告を発する内容として注目を集めている。
@ammie.6539さんは家族と幼い子どもを連れて海水浴を兼ねた休暇に出かけ、子どもに海で遊ばせるためビーチ近くのリゾートをオンラインで予約した。希望していた他の宿はすべて満室で、最後に残った1軒がたまたま空いていたため決めた。Googleマップ上にもレビューが付いており、運営されている宿として全く違和感はなかったという。
ところが現地に到着すると様子は一変した。リゾートへの進入路は砂地と森に囲まれた荒れた道で、宿そのものの入り口さえ見つからなかった。仕方なく隣接するバンガロー型の宿に入って事情を聞いたところ、近隣のオーナーから衝撃の事実を告げられた。「あなたが予約した宿は外国人オーナーのものだが、5か月前に本国に逃げ帰ったきり戻ってきていない」というのだ。同様の被害に遭った客は何組もいるという話だった。
到着時には既に夕方で、辺りは人通りもなく安全とは言えない雰囲気で、外に出て別の宿を探すのも難しい状況だった。隣のバンガロー主が機転を利かせて、自分の宿を1泊500バーツでエアコンとトイレ付きの部屋として開放してくれたため、家族はその場で被害を最小限に抑えて宿泊することができた。
問題は、廃墟になった宿が依然としてオンライン予約プラットフォーム上で「予約可能な宿」として残っていた点である。オーナーが帰国してから5か月経過しても掲載が削除されておらず、Googleマップのレビューも過去のものが残っているため、初見の利用者は通常の宿として予約してしまう。レビュー件数や写真だけでは現状を判断できないという、オンライン予約特有の死角が浮かび上がる事例となった。