マレーシアとの国境に面するタイ深南部のナラティワート県で、国境付近に住む34人のタイ人子どもたちが毎日マレーシア側のランタウパンジャン地区の学校に通学していることがわかった。タイ語の取材では34人だが、マレーシア側のソースによっては人数に差がある可能性があり、実態として30人前後の子どもが橋や通路を渡って毎朝マレーシアの学校に向かっている。
こうした事例が生まれる背景はいくつかある。国境地帯の村落では言語・民族・宗教の面でマレーシア側の学校がタイ側より「身近」な場合がある。深南部はマレー系ムスリムが多数を占め、タイ語より南部マレー語(ジャウィ語)を第一言語として使う家庭も多い。マレーシアは初等教育で英語と宗教教育のカリキュラムが充実しており、親が選択する動機になっている。






