高級ブランドの下着を1日90〜150バーツでレンタルするサービスがSNSで話題になり、衛生面を巡る論争が巻き起こっている。
もともとタイではドレスや正装のレンタルは一般的だったが、最近はSNS映えを狙った旅行コーデや日常着のレンタルも増えていた。そこに「ブランド下着のレンタル」が登場し、一線を越えたと議論が沸騰している。
業者は「洗浄・消毒を徹底している」と宣伝しているが、SNS上では「いくら洗っても他人の下着は無理」「感染症のリスクがある」「衛生観念がおかしい」といった批判が殺到した。一方で「ブランド品を試してみたいが買えない」という若者の需要は確かに存在する。
医療関係者は、下着の共有は真菌感染症やヘルペスなどの性感染症リスクを高めると警告している。洗浄や消毒だけでは完全に除去できない病原体もあり、直接肌に触れる衣類の共用は推奨されないとの見解である。
「トレンドについていきたいが金がない」という若者心理と、「何でもレンタル」が当たり前になったシェアリングエコノミーの行き着く先が、下着のレンタルだったということになる。タイのSNSでは「次は歯ブラシのレンタルか」と皮肉るコメントも出ている。

