コンケン県シラー地区で銃撃事件が発生し、警察が容疑者宅に家宅捜索に入った。捜索でには38口径の回転式拳銃1丁と弾薬が見つかり、容疑者の男(61歳)はその場で銃の所持を認めた。近隣住民の証言から、事件が数カ月にわたる近所付き合いのトラブルを背景にしていたことが明らかになった。
事件の状況
バイク修理店(อู่ซ่อมรถจักรยานยนต์)の前に黒いセダンが停車し、車内から5発の銃弾が修理店に向けて発射された。幸い銃弾が人に当たる被害はなかったが、修理店の設備や壁に弾痕が残った。
警察はすぐに周辺の監視カメラ映像を確認し、車両のナンバープレートから容疑者宅を特定した。61歳の男の自宅を訪ねたところ本人がいたため、令状を取り家宅捜索を実施した。38口径(.38スペシャル)の回転式拳銃と実弾が発見され、男は犯行を認めた。
近隣トラブルの背景
タイメディアの取材を受けた近隣住民は「以前から2者の間でトラブルがあった。コミュニティリーダーに複数回相談したが解決しなかった」と証言した。
修理店の騒音や営業時間をめぐるトラブルが発端だったとみられる。数カ月にわたって感情的な対立が続き、最終的に銃撃という手段に出たようだ。
タイの銃器問題
タイでは合法的な銃所持が認められており、ライセンス取得者による私的な銃所持は法律上可能だ。農村部や一部の地方都市では護身用として銃を所持する人が多い。しかし感情的なトラブルが銃撃に発展するケースが絶えず、タイは銃撃事件の発生率がASEAN諸国の中でも高い部類に入る。
特に近隣トラブル、土地問題、金銭問題などのもつれが「武力解決」に至る文化的な問題は根が深い。タイ警察は銃器のライセンス管理の見直しと不法銃器の摘発を強化しているが、解消には時間がかかっている。
コンケン県の治安
コンケン県はタイ東北部最大の都市を抱える拠点県で、大学や医療・商業施設が集積する。全国的に見れば中程度の治安状況だが、農村部や外縁地区では近隣トラブルに絡む事件が定期的に発生している。