コンケン県シラー地区で起きたバイク修理店への発砲事件で、警察が容疑者宅を家宅捜索し、犯行に使用されたとみられる38口径の回転式拳銃1丁と弾薬を押収した。容疑者の男(61)は自宅にいたところを確保され、銃の所持を認めている。
この事件は、修理店の前に黒いセダンが停車し、車内から5発の銃弾が発射されたもの。店内にいた従業員らは身を伏せて難を逃れたが、突然の銃声に周囲は一時騒然となった。前回の報道では騒音トラブルが背景にあることが伝えられていた。
今回新たに判明したのは、容疑者側の言い分である。男は修理店から発生する騒音に長期間悩まされており、地域の指導者に対して繰り返し苦情を申し入れていたと主張している。しかし状況が改善されなかったことから、実力行使に及んだとみられる。
コンケン県警の捜査班は、コンケン地方裁判所が4月8日付で発行した捜索令状(第134/2569号)に基づき、特殊武器班と合同で10日に捜索を実施した。押収された拳銃は鑑定に回され、発射された弾丸との照合が行われる見通しである。
タイでは近隣住民間の騒音トラブルが深刻化し、暴力事件に発展するケースが後を絶たない。地域の調停機能が十分に働いていない現状が、今回の事件でも浮き彫りとなった。