タイ東北部ナコンパノム県で4月8日深夜、軍と警察の合同部隊が大規模な薬物密輸組織を摘発し、覚醒剤(ヤーバー)約200万錠と結晶メタンフェタミン(アイス)約600キログラムを押収した。容疑者2人をその場で逮捕している。
作戦を主導したのは東北国境麻薬阻止・取締司令部(通称ノーボー・ヨーソー24)で、スラサックモントリー部隊が国境警備警察およびタートパノム水上警察と連携して実施した。情報提供者からタートパノム郡への薬物搬入計画の通報を受け、リスクの高い地点を中心に巡回を強化していた。
深夜1時ごろ、国道2031号線沿いのレヌーナコン郡ノーンヤーンチン地区で、路肩の草むらに隠された不審な麻袋5袋を発見した。中身はすべて覚醒剤とアイスであり、末端価格にして数十億バーツ規模とみられる。
逮捕された2人のうち1人は16歳の少女で、密輸組織の一員として活動していたことが判明した。未成年が大量の薬物運搬に関与していた事実は、組織が年齢を問わず人員を動員している実態を浮き彫りにしている。当局は2人を直ちに刑事手続きに移した。
タイではソンクラーン連休を前に薬物の摘発が相次いでおり、先日もアイス半トンと覚醒剤200万錠を所持した20歳の男が逮捕されたばかりである。国境地帯を経由した密輸ルートの遮断が引き続き治安当局の最重要課題となっている。