サムットプラーカーン県バンプリー郡で4月6日早朝、視覚障害のある80歳男性の遺体が運河で発見された。遺体は2匹の大型オオトカゲ(ミズオオトカゲ)によって岸に引きずり上げられており、右腕は完全に食いちぎられていた。
午前7時、住民から「運河に遺体が浮いている」との通報を受け、バンプリー署と救助ボランティアが現場に急行した。だが到着時、遺体は通報された位置にはなかった。代わりに2匹の大きなオオトカゲが水中から逃げていく姿があった。
周辺を捜索すると、運河の岸辺に引きずり上げられた男性の遺体を発見。右腕はオオトカゲに食いちぎられてなくなっており、左腕にも噛み跡が残っていた。住民によると、通報に行っている間にオオトカゲが遺体を運河の中央から岸まで引きずったとみられる。
検視の結果、暴行や外傷の痕跡はなく、死後少なくとも24時間が経過していた。遺体と残された部位はラマティボディー・チャクリーナルボーディンドン病院の法医学に送られた。
男性は目が不自由で、自宅の裏を流れる運河の近くで独り暮らしをしていた。自宅裏の運河に転落して溺死したと見られている。
タイの運河や水辺にはミズオオトカゲが多数生息しており、バンコク都内の公園や住宅地でも頻繁に目撃される。体長2メートルを超える個体も珍しくなく、動物の死骸や残飯を食べる。人間の遺体に群がるケースは過去にも報告されているが、生きた人間を襲うことはまれだ。

