パトゥムターニー県クロンルアン郡にある有名大学(推定:タマサート大学またはランシット大学などが近接)の隣に建つアパートで2026年4月5日午前2時35分ごろ、男性が建物外部から転落して死亡した。発見前に血まみれの状態で隣室のドアを叩く様子が目撃されており、警察が経緯を調べている。
事件の詳細
通報を受けて駆けつけたクロンルアン警察署の捜査担当副警察官ウィーラワット・ニヨムサップ氏が状況を確認した。建物の外で男性の遺体が発見された時刻は午前2時35分。男性は25〜30歳と見られ、眼鏡をかけてグレーの短パンを履いていた。
異変を最初に気づいたのは同フロアの住人だ。深夜に突然、血まみれの男性が自室のドアを激しく叩いたという。住人が見るとすでに男性は意識が朦朧としており、まともに話せる状態ではなかった。住人が驚いて救急に連絡したが、間もなく建物外で男性が転落した状態で発見された。
自殺か事故か
警察は現場の状況から、転落が自殺によるものか事故によるものかを慎重に調べている。
血まみれの状態で廊下を歩いていたという目撃証言は、転落前に何らかの別のトラブルまたは自傷行為があったことを示唆している。監視カメラの映像が解析されており、男性の行動の全貌が明らかになることが期待されている。
自室の鍵を失って隣室のドアを叩いたという説明が一部でなされているが、血まみれという状況と整合する説明がまだ出ていない。
アパート密集地の問題
タイの大学近郊には学生や若い労働者向けのアパートが密集している。月数千バーツという低価格のアパートは防犯カメラが不十分な場合もあり、深夜のトラブルが外部から発見されにくい環境にある。
タイの若者のメンタルヘルス
タイ精神保健局のデータによると、15〜24歳の若者のうつ病診断率は近年増加傾向にある。学業ストレス、就職難、経済的プレッシャーが主因とされており、大学近郊でのこうした事案が増加していることも統計的に確認されている。
タイ精神保健局が運営するホットライン(โทร1323)は24時間対応しており、精神的に追い詰められた場合の相談窓口として機能している。