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燃料高で苦しむウドンターニーに卵6,000個の差し入れ、猛暑の中に長蛇の列

生活出典:khaosod2026/04/03 23:00

ウドンターニー県で4月3日、若手実業家が燃料高と物価上昇にあえぐ住民に卵6,000個を無料で配布した。市柱神社前には猛暑のなか長い行列ができ、燃料危機が東北部の庶民の台所を直撃している現実が浮き彫りになった。

4月3日午後4時ごろ、ウドンターニー県の市柱神社前の歩道に長い行列ができた。猛暑のなか並んでいるのは、無料で配られる卵を受け取ろうとする住民たちだ。

卵を配ったのは隣県ノーンブアラムプー出身の実業家ポンサコーン・パタン氏(30歳)とその家族。200トレイ分、計6,000個の卵を1袋10個入りにして次々と手渡した。受け取りを待つ住民は途切れることなく、周辺には長蛇の列が続いた。

ポンサコーン氏は「ウドンターニーで何年も商売をさせてもらっている。燃料高で生活費が上がっているのに収入は変わらないという人が多い。少しでも負担を減らしたかった」と動機を語った。

タイでは燃料危機が長期化し、ディーゼル価格は47バーツ台に到達している。物流コストの上昇は食料品全般の価格を押し上げており、卵も1日200万個の減産で1個3.6バーツまで値上がりした。イサーン地方では生活への打撃が特に深刻だ。

6,000個の卵は金額にすれば約2万バーツ(約10万円)程度だが、炎天下に行列をなす住民の姿が、危機の深刻さを物語っている。タイ東北部では燃料高による生活苦が広がっており、個人による支援活動が各地で報じられている。

大企業の寄付ではなく、地元で商売をする30歳の青年が「恩返し」として自腹で卵を配る。こうした草の根の助け合いが必要になるほど、タイの燃料危機は庶民の暮らしに食い込んでいる。