コンケン県のバイク販売店「ポンピワット・ヤンヨン」が4月3日、燃料をリッターあたりわずか1バーツで提供するイベントを開催し、長蛇の列ができた。
同店のスラチャイ・カチナタック社長が「ポンピワット・使いっぷり」と題したイベントを企画。自店の顧客にはバイクの燃料タンクを満タンにするサービスを1バーツ/リットルで提供し、一般客には1人1リットルまでの限定で同価格で給油できるようにした。
ディーゼルが47バーツを超え、ガソリンも軒並み高騰するなか、1バーツ/リットルの給油は市価の50分の1以下である。コンケン市中心部の店舗前には開店前から住民が列をなし、給油を待つ人々であふれた。
56歳の配送員スナンさんは「毎日の燃料代が重くのしかかっている。こういう助け合いがあるとありがたい」と話した。ブリーラム県ではソンテウが90台から3台に激減するなど、地方の燃料危機は深刻さを増している。
1日限りのイベントではあるが、地元企業が身銭を切って住民を支える姿は、燃料危機下のタイの「助け合い精神」を象徴している。同社は自社の顧客基盤を広げる狙いもあるとみられるが、地域社会への還元として好意的に受け止められている。
