タイ国鉄(SRT)がドンムアン・スワンナプーム・ウタパオの3空港を結ぶ高速鉄道プロジェクトの契約変更について、CPグループ率いるコンソーシアムに回答期限を設定した。
この高速鉄道は東部経済回廊(EEC)の中核インフラで、契約総額は2,245億バーツ(約1.1兆円)。バンコク都心のマッカサン駅から3つの国際空港を高速鉄道で結び、最高速度250km/hで運行する計画だ。
完成すればスワンナプーム⇔ドンムアン間が約30分、スワンナプーム⇔ウタパオ間が約45分で結ばれ、タイの交通インフラが一変する。在タイ日本人にとっても、空港間の移動が劇的に改善される。
プロジェクトは2019年に契約が締結されたが、用地取得の難航、コロナ禍による工事中断、設計変更などで着工が大幅に遅れている。CPグループは契約条件の変更を求めており、SRTとの交渉が続いていた。
今回SRTが期限を設定したことで、プロジェクトが前進するか、契約解除に至るかの判断が迫られる。
空港公社が3,000億バーツの空港拡張を発表した直後のタイミングであり、空港の容量拡大と高速鉄道による接続は一体的に進める必要がある。高速鉄道が実現しなければ、拡張された空港へのアクセスがボトルネックになりかねない。