プーケット県沖のタチン運河河口付近で、観光船の乗組員が航行中にゴミ袋を海に投げ入れる瞬間を撮影した画像がSNSで拡散し、当局に調査を求める声が上がっている。
プーケットは年間1,000万人以上の観光客が訪れるタイ最大のリゾート地だ。1日に数百隻の観光船が出航しており、乗組員による海洋へのゴミ投棄は以前から環境団体が問題視してきた。今回はSNSで映像が拡散されたことで、当局が動かざるを得ない状況になった。
タイの海洋環境保護法では船舶からの廃棄物投棄に対し、最大10万バーツ(約50万円)の罰金と最大1年の懲役が科される。しかし沖合での投棄は監視が難しく、実際の取り締まりは不十分だ。
プーケットでは2025年の年末カウントダウン後にもパトンビーチがゴミで覆われる事態が起き、観光地としてのイメージ低下が懸念されている。海洋プラスチック汚染はタイ政府も対策を掲げているが、実効性は乏しい。
映像が拡散されたことで当局が本格的な調査と取り締まりに動くかが注目される。観光業者への罰則強化と、船舶へのゴミ処理義務の徹底が求められている。