海兵隊司令部のアピチャート中将は3月31日、トラート特務部隊司令官のタンマヌーン大佐を含む17人の将校に対し、4月1日付で異動を命じた。タンマヌーン大佐は海軍の人道的地雷除去作戦部隊への配置換えとなる。
この異動は、タイ・カンボジア国境のタモーダ地区でカンボジア側とコンテナ設置をめぐって対峙した事件の後に行われた。タンマヌーン大佐はトラート方面の海兵隊を指揮し、タイ領土の奪還作戦を主導した実戦経験豊富な指揮官として知られており、今回の突然の異動は社会に驚きを与えている。
同大佐は南部の治安維持作戦からカンボジア国境での2度目の衝突まで、重要な軍事作戦を指揮してきた。タイ陸軍は国境衝突の犠牲者遺族に1,000万バーツの補償を閣議申請している状況下での指揮官交代であり、国境政策の方向転換を示唆している可能性がある。
新内閣「アヌティン2」の発足と同日の人事であり、外交的な緊張緩和を図る意図があるとの見方も出ている。


