タイの金価格が2026年3月30日に300バーツ下落し、装飾金の売値が1バーツ重あたり70,600バーツとなった。前週の高値からの調整が続いており、急騰後の利益確定売りが主な原因とみられる。
3月30日の価格
タイ金商組合が同日午前9時3分に発表した価格によると、装飾金(96.5%純度)の売値は70,600バーツ/バーツ重(前日終値比-300バーツ)、地金の売値は69,800バーツ、買取は69,600バーツとなった。国際金スポット価格(Gold Spot)は同時点で4,475.00ドル/オンスだった。
なぜ下落したか
3月から4月にかけてのタイの金価格は、中東情勢の緊迫化を受けたリスク回避需要で急騰していた。しかし国際金市場が一時的な落ち着きを見せ、利益確定売りが出たことで反落した。
タイの金市場は国際価格(ドル建て)とバーツ/ドル為替レートの両方に影響される。バーツ安局面では逆にタイ国内の金価格が上昇しやすい構造がある。
タイの金投資と売買の特徴
タイでは「タンカン(金地金)」をグラム単位や「タム(バーツ重)」単位で金店が売買している。金は株式や不動産と並ぶ主要な個人投資手段で、価格変動を見て買い増す・売る・保有継続を判断する人が多い。
タイ金商組合の公示価格は1日数回更新されており、国内の金店はそれに準じた売買価格を設定する。今回の300バーツ下落はそのリアルタイムな反応の一つだ。
タイの年間金消費量は約100トン前後で、ASEANでも有数の市場規模だ。



