タイ外務省は3月29日、ホルムズ海峡付近に滞留していたタイ商船の一部が無事に海峡を通過できたと発表した。中東情勢管理センターの定例記者会見で、パーニドン・パッチムサワット外務省報道局長代理が明らかにした。
パーニドン氏によると、外相がイラン側と継続的に協議を進めており、複数のタイ商船が海峡を脱出した。ただし残りの滞留船についてはなお関係各方面との交渉が続いている。
貨物船マユリナリー号に乗るタイ人船員3人については、依然として連絡が取れない状態が続いている。外務省はイラン側と個別に協議を重ねているが、進展は公表されていない。
外務省は中東地域にいるタイ人に対し「戦闘が激しさを増しており、さらに拡大する恐れがある」として、一刻も早く退避するよう呼びかけた。連絡は公式の外交ルートを通じてのみ行うよう注意も促している。
イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖は3月中旬から続いており、タイを含む各国の海運に影響を及ぼしている。タイ政府は海運ルートの安全確保と滞留船の救出を並行して進めている。

