バンコク・バーンコーレム区のコンビニエンスストアで3月29日の深夜1時頃、タムマヌーン容疑者(28歳)が飲料や菓子など33品目をショッピングカートに満載したままレジを通らずに店外に持ち出そうとした。気づいた店員が呼び止めると「金を持ってくるのを忘れた」と弁解したが、通報を受けたワットプラヤーン署が現場で逮捕した。被害額は約8,700バーツ(約4万円)。
深夜のコンビニでの窃盗は、店員の数が少なく監視が手薄になりやすい時間帯を狙ったものとみられる。カートに大量に詰め込んで一気に運び出す手口は大胆だが、入口付近に店員がいれば即座に発覚するリスクが高い。今回は呼び止められてすぐに言い訳をしたことで、意図的な窃盗を否定しようとした様子がうかがえるが、説得力はなかった。
「金を忘れた」という弁解はSNS上でネタ的に拡散し、「それは通用しない」「8,700バーツ分を一度に忘れるのか」というコメントが飛び交った。しかし犯行そのものは窃盗罪に問われる可能性がある。
タイのコンビニ(7-Eleven、Lotus's Go、Family Martなど)は全国に数万店規模で展開しており、深夜も営業している。DVRによる防犯カメラと入口センサーを組み合わせた防犯対策が広まっているが、スタッフが1人体制になる深夜帯は万引きリスクが上がる。
タイでは万引きや軽微な窃盗は珍しくない犯罪だが、今回の「カートごと持ち去る」という大胆な手口と、「金を忘れた」という大胆な弁解の組み合わせが話題を呼んだ。コンビニ経営者にとっては笑えない損失だが、「タイらしい」エピソードとしてSNSで広まった。