タイの金価格が3月28日、前日比1,000バーツの急騰を記録した。タイ金商協会が午前9時に発表した第1回価格によると、金装飾品(96.5%純度)の売出価格はバーツ重量あたり70,900バーツに達した。
金地金の価格は買取69,900バーツ、売出70,100バーツ。前日3月27日の終値から一気に1,000バーツ上がった計算だ。1日でこれだけの急騰を見せるのは異例であり、中東情勢の激化が直接の原因だ。
前日にはイスラエルがテヘランの政府施設を爆撃し、ダウ工業株平均が2日連続で大幅下落(合計約1,000ポイント)。世界的なリスクオフの動きが強まるなか、安全資産としての金への資金流入が加速している。
タイでは金は単なる投資商品ではなく、文化的にも重要な存在だ。結婚式の持参金や仏教の供物として使われるほか、経済不安の際には金のネックレスやブレスレットを購入して資産を守る習慣がある。ヤワラート(チャイナタウン)の金店には、相場が動くたびに売買客が押し寄せる。
在タイの日本人が金を購入する場合、タイの金は純度96.5%(バーツゴールド)が標準で、日本の99.99%とは異なる点に注意が必要だ。現在の70,900バーツは日本円で約30万円に相当する。