タイバーツは3月27日、1ドル=32.98バーツで取引を開始した。前日終値の32.83バーツから大幅に下落した。TMB銀行の外国為替部門が報告した。
下落の要因は複数ある。中東紛争の長期化で投資家がドルに安全資産として資金を移動させている。原油高がインフレ圧力を高め、米連邦準備制度(FRB)が高金利を長期間維持する可能性も意識されている。
TMB銀行は当日の取引レンジを32.85〜33.15バーツと予測した。買いは32.85、売りは33.15を推奨している。
外国人投資家はタイの債券市場で17億900万バーツ、株式市場で4億8,100万バーツの売り越しを記録した。海外マネーの流出が続いている。
中東の停戦交渉が実現すればバーツは反発する可能性がある。逆に紛争が長引けば、33バーツ台への定着も視野に入る。在タイ日本人にとっては、円からバーツへの両替レートが有利に動く一方、タイ国内の物価上昇で相殺される構図が続く。