バンコクのサトゥプラディット地区にある学校のプールで3月25日、7歳の女児が溺れて死亡した。遺族は教師の説明が二転三転していることや、事故当時の監視カメラが故障していたことに強い不信感を示している。
事故は25日の午後4時頃、放課後の時間帯に発生した。女児がプールで溺れているのが発見され、病院に搬送されたが死亡が確認された。葬儀はヤーンナワー区のワット・チョンロムで行われている。
祖母は「教師の説明が最初と後で食い違っている」と訴えた。さらに、プール周辺に設置されていた監視カメラが事故当時に故障しており、映像が残っていないことも疑念を深めている。母親によると、教師はプールの授業で児童の出欠を名簿で確認せず、目視で人数を数えるだけだったという。
タイでは子どもの溺水事故が深刻な社会問題となっている。保健省の統計によると、タイの子どもの溺水死亡率は東南アジアでも高い水準にある。特に学校のプールや地方の池・川での事故が後を絶たない。今回の事件はバンコク都心部の学校で起きたこともあり、Facebookページ「プラーラム3を守ろう」が事件を公開したことで大きな反響を呼んでいる。
在タイの日本人家庭にとっても、子どもの水泳授業の安全管理は気になるところだ。学校のプールにライフガードが常駐しているか、監視カメラが機能しているか、出欠管理の方法はどうなっているかなど、事前に確認しておくことが重要だろう。