バンコク都のチャッチャート・シティパン知事は3月27日、3月28日の20時30分から21時30分まで、バンコク市民に1時間の消灯を呼びかけた。地球温暖化対策と燃料危機下の省エネを兼ねた取り組みだ。
これは毎年3月最終土曜日に行われる国際的なイベント「アースアワー」に合わせたもの。世界中の都市が同時に消灯し、環境問題への意識を高める。
今年は単なる環境イベント以上の意味がある。中東紛争による燃料危機で電気代の上昇が懸念される中、省エネは切実な生活課題だ。チャッチャート知事は「1時間の消灯で国のエネルギーを節約しよう」と呼びかけた。
バンコク都はBTSやMRTの駅、公共施設の照明を一時的に暗くする予定。市民には家庭でも不要な照明を消すよう求めている。
燃料危機がなくても、バンコクの電力消費は膨大だ。エアコンの使用が電力需要の大部分を占める熱帯都市で、1時間の消灯がどこまでの効果を持つかは議論があるが、市民の意識を変えるきっかけにはなる。