結婚式の2日前、バンコク北部のバーンケン区在住の18歳の青年が空に向けて拳銃を発砲し、逮捕された。自宅から手製拳銃1丁と弾薬3発、マガジン3個が押収された。青年は直前に銃器犯罪で保釈されていた。
発砲から逮捕まで
2026年3月27日、バーンケン署の警察官は近隣住民からの「家の中で発砲している」との通報を受けた。裁判所の捜索令状を取得した上で捜索に入り、タラン区バーンケン分署の警察部隊が出動した。
家宅捜索の結果、手製の拳銃1丁(弾薬3発、マガジン3個)が見つかった。青年の名はナム(仮名)で、逮捕時の供述で「直前に銃器事件で一時釈放されていた」ことが判明した。まさにその保釈中の犯行だった。
背景と「結婚式前夜」の状況
報道によれば、青年はまもなく婚礼を控えていた。「結婚式2日前の犯行」という事実が、タイのSNSで「婚約破棄か」「結婚式はどうなるのか」と話題になった。
発砲の動機については詳細が公表されていないが、保釈中という状況下での再犯行為は厳しく問われることになった。タイの刑事司法では、保釈中に再犯した場合は通常、保釈が取り消されて即拘禁される。
タイの違法銃器問題
タイでは違法に流通する拳銃や手製銃の問題が深刻だ。特に農村部や都市郊外では、護身や示威行為として家庭内に銃器を隠し持つケースが報告される。空に向けての発砲(天に向けて撃つ)は、タイでは祝い事や気分を盛り上げるための慣習的な行為として過去には行われることもあったが、危険性から現在は法律で厳しく規制されている。
落下する弾丸(弾落ち)は命に関わる危険があり、タイのソンクランやカウントダウン時に問題になることがある。バンコク警察は毎年、祝砲を禁止する告知を出し、違反者を摘発している。
タイの銃器法では、許可のない銃器の所持は重罪とされ、手製銃の所持も厳しく罰せられる。青年は銃器所持と不法発砲の両方の容疑で起訴された。