ピラティス講師でSNSインフルエンサーのピムナパン・リーナシリマクル氏が3月26日、自宅敷地内に無断駐車されたチェンマイナンバーの金色のベンツを発見し、門を施錠して「幽閉」したとFacebookに投稿。写真付きの投稿は数万件のシェアを集め、タイのSNSで大きな話題となった。
「仕事終わりの20時まで待ってね」
ピムナパン氏の店(ピラティススタジオ)には塀がめぐらされており、敷地内に他人が勝手に入れる構造ではない。にもかかわらず、隣の店の客とみられるベンツが敷地に入り込んで駐車していた。
激怒した彼女は門を施錠し、「家の中に停めてきた?? 仕事終わりの20時まで待ってね」とFacebookにコメント。写真には金色のベンツが堂々と敷地内に停まっている様子が映っていた。
投稿から程なく車の持ち主が3回電話をかけてきたが、ピムナパン氏は「仕事中なので開けられない」と突っぱねた。警察にも通報したが「敷地内はレッカー車を呼べる公道ではない。不法侵入として被害届を出せる」との回答にとどまった。
100バーツ提示に失笑
この話で最もウケたのが、ベンツのオーナーが「100バーツ(約400円)払うから終わりにしよう」と提案してきた件だ。SNSには「ベンツに乗ってるのに100バーツ」「100バーツで済むと思ってる方が怖い」「こういう人は何百万バーツのベンツに乗るべきではない」といったコメントが殺到した。
最終的に車の持ち主は謝罪し、門が開けられて退場。100バーツの金額については話し合いの末に折り合いをつけたとみられる。
バンコクの駐車トラブルは日常茶飯事
バンコクをはじめタイの都市部では、駐車スペースの慢性的な不足が深刻だ。路地の入口や他人の敷地前に堂々と止める行為は珍しくなく、「自分が少しの時間なら問題ない」という感覚が広く浸透している。
タイで生活していると、自分のスペースを意識的に管理していないと見知らぬ車に占領されるケースは少なくない。「門で閉じ込める」という今回の対応は痛快だとして支持する声が多かった。無断駐車への「正解の対応」として、今後も参照されそうなエピソードだ。