プーケット県チャロン地区のチャオファー通りで、外国人男性2人が大型バイクとオフロードバイクで公道をウィリー走行する動画がSNSに投稿された。批判コメントが殺到し、チャロン警察署の署長が即座に捜査を指示。2人は翌日にも逮捕された。タイの運転免許証を持っていないことも判明し、無免許運転と危険運転の容疑で立件される見通しだ。
事件の経緯
SNSに投稿された動画には、2人の外国人男性が公道で後輪だけで走るウィリー走行を行う様子が映っていた。動画は急拡散し、「プーケットの道路は危険なことをやっていい場所ではない」「なぜ逮捕しないのか」などの批判コメントが大量に寄せられた。
チャロン警察署長はSNSの動画を確認した後、捜査チームに身元特定と逮捕を指示した。通常、外国人関与の事案では身元確認に時間がかかるが、今回はSNS拡散が「情報提供者」となり、現地のバイクショップや宿泊施設への聞き込みで迅速に特定が進んだとされる。
逮捕時に確認したところ、2人ともタイの運転免許証を持っていなかった。バイクの車検証の状況については報告されていない。
適用される法的処分
無免許運転(พรบ.ขนส่งทางบกを含む道路交通法違反)は罰金と免許取得制限の対象だ。危険運転についても道路交通法に基づく罰金または拘禁が科される可能性がある。バイクは証拠物件として押収され、裁判所の手続きを経て没収または返却となる。
外国人の場合、違反が重大であれば国外退去と再入国禁止措置が伴うこともある。プーケット警察は観光地でのルール無視に対する取り締まりを強化しており、動画による「晒し上げ」が摘発のきっかけになるケースも増えている。
プーケットでのバイクに関する安全
プーケットは観光客が多くバイクレンタルが広まっているが、道路の急カーブや濡れた路面でのバイク事故は年間で多数報告されている。タイのバイク事故死亡率は世界有数の高さで、プーケットでも毎年多数の外国人が事故に巻き込まれる。
ウィリー走行のような危険行為は、一見派手に見えるが制御不能になった場合の被害は当事者だけにとどまらない。プーケット在住の外国人コミュニティでは今回の逮捕を「適切な対応」と評価する声が多かった。