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SCBが子会社「BankX」を設立しバーチャルバンクに参入、タイのデジタル金融が加速

テック出典:Kaohoon2026/03/26 18:00

SCBXがバーチャルバンク子会社「BankX」を設立し、タイ証券取引所に届け出た。実店舗なしのオンライン銀行で、タイ中銀のライセンス制度に基づく参入を目指す。

タイ最大手銀行グループのSCBX(サイアム商業銀行の持株会社)が、バーチャルバンク事業に参入するための子会社「BankX(แบงก์เอกซ์)」を設立したことをタイ証券取引所に届け出た。

バーチャルバンクとは、実店舗を持たずにオンラインのみで銀行サービスを提供する新しい形態の銀行だ。タイ中央銀行(BOT)は2024年にバーチャルバンクのライセンス制度を発表しており、複数の企業グループが申請の準備を進めている。

SCBXは以前ベトナムのHome Creditの買収を計画していたが、このディールは中止された。バーチャルバンクへの参入は、海外進出に代わる成長戦略の転換ともいえる。

タイではGrabやLINE、AISといったテクノロジー企業もバーチャルバンクのライセンスを狙っているとされる。従来の銀行口座を持たない層や若年層をターゲットに、低コストで金融サービスを届ける狙いだ。

BankXの資本金は設立時点で1万バーツと最小限だが、ライセンス取得後に増資が予定されている。タイの金融業界にとって、バーチャルバンクの解禁は銀行のあり方を根本から変える可能性がある。